守備時と攻撃時のフォーメーション
クロトーネ守備時① 3 – 1 – 3 – 1 – 2
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ミランのビルドアップ時には、2トップがミランの両センターバックを、両ワイドがミランの両サイドバックをみる。中盤の3枚が縦に並び、ベナリ(7)とヴリッチ(77)がミランのボランチにつく。
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クロトーネ守備時② 5 – 3 – 2
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押し込まれてからは両ワイドが最終ラインまで下がり、5-3-2へ移行する。
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クロトーネ攻撃時① 2 – 2 – 2 – 3 – 1
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ビルドアップ時には、ルペルト(13)とゴレミッチ(5)がハーフスペースに開き、ジジ(26)とアンカーに降りたザネラート(21)がラインを形成。両ワイドが中盤を追い越し、トップ下に下がったウナス(7)と並ぶ。
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クロトーネ攻撃時② 3 – 1 – 3 – 3
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敵陣に入ってから、速攻の場合は両ワイドと中盤のベナリ(10)・ヴリッチ(77)が1列ずつ上がって3-1-3-3へ。ここからウナス(7)が上がって前線が2トップ+両ワイドになる3-1-2-4に変化する。遅攻の場合は2列目に5枚を並べた3-5-2へ移行する。
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ミラン守備時① 4 – 1 – 4 – 1
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相手センターバックに対し、イブラヒモビッチ(11)が中のパスコースを切ってサイドに誘導。サイドにボールが出てからサイドハーフがボールに寄せる。
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ミラン守備時② 4 – 2 – 3 -1
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4バック+Wボランチの6枚ブロックでサイドに追い込む。サイドに追い込んでからは、ボールサイドのサイドバックとボランチがボール保持者に対してチャレンジ&カバー。中央は3-1の4枚ブロックで対応する。
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ミラン攻撃時① 2 – 3 – 1 – 3 – 1
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ビルドアップ時はセンターバックがハーフスペースに開き、サイドバックがウイングレーンの1列前に。ボランチが縦の関係になり、ボールを引き出す。
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ミラン攻撃時② 2 – 2 – 5 – 1
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相手を押し込んでからは、両サイドバックが高い位置にポジションを取る。
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3-1ブロック崩し
ミラン好調の要因の1つ、ゴール前の3-1ブロック。この3-1ブロックができない状況では失点の可能性が格段に高まる。
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7分のサイドにおける守備の場面。ロマニョーリ(赤13)が釣り出されているが、メイテ(赤18)のカバーとサレマーカーズ(赤56)のスライドで3-1ブロックを維持している。
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8分、ミランの攻撃。エルナンデス(赤19)がドリブルでボールを運ぶ。
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aaエルナンデス(赤19)のドリブルがジジ(白26)に引っかかる。
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こぼれたボールがベナリ(白10)へ。
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ベナリ(白10)からウナス(白7)へ。
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クロトーネのカウンターに対し、ミランの3-1ブロックがサイドに寄っている。ウナス(白7)はケシエ(赤79)と競りながらライン際を縦にドリブル。
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ウナス(白7)のドリブルでミランのディフェンスラインが下げられた状況。ウナス(白7)が戻ってできたスペースにベナリ(白10)が侵入。ウナス(白7)とベナリ(白10)への守備のカバーに、ロマニョーリ(赤13)とメイテ(赤18)が残る。サレマーカーズ(赤56)はヴリッチ(白77)をマーク。ゴール前ではカルミネ(白54)の動きに合わせてトモリ(赤23)とカラブリア(赤2)が深さを取る。
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ロマニョーリ(赤13)とメイテ(赤18)がサイドに釣り出され、サレマーカーズ(赤56)はヴリッチ(白77)に引っ張られている為、ゴール前は2対2。ここでウナス(白7)がボールを下げる。
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ボールを受けたリスポーリ(白33)がドリブルで中に仕掛ける。
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レビッチ(赤12)がリスポーリ(白33)を追いかけるが前からプレッシャーがかからない。カルミネ(白54)はトモリ(赤23)の背後に動き出している。
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ボールにプレッシャーがかからない中、トモリ(赤23)の背後をとったカルミネ(白54)に、リスポーリ(白33)からクロスが入る。
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トモリの頭を越えたボールをカルミネが叩く。
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シュートは枠を外したが、決定的な場面を作られた。
えぐる
62分、ミランの選手交代に続きクロトーネも選手交代。クロトーネの交代直後、リスタートからポケットをえぐったミランが待望の追加点を奪う。
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ディフェンダーがボールとマークを同一視できない為、得点の期待が非常に高まるサイドをえぐったセンタリング。黄1・黄2のスペースにボールを運ぶ為、ディフェンスラインの裏を狙う。
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63分、ミランの攻撃。イブラヒモビッチ(赤11)はルペルト(白13)の視界の外にポジションをとっている。エルナンデス(赤19)のスローインがチャルハノール(赤10)へ入る。
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チャルハノール(赤10)がエルナンデス(赤19)へ戻す。エルナンデス(赤19)はダイレクトでレビッチ(赤12)とワンツー。リスポーリ(白33)の裏を取る。
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エルナンデス(赤19)は黄1のスペースへドリブルで侵入。ザネラート(白21)とジジ(白26)を振り切る。ボールを見ながらポジションを修正するペナルティーエリア内のクロトーネ守備陣。ディフェンダーはボールとイブラヒモビッチ(赤11)を同一視できていない。
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エルナンデス(赤19)へのカバーが間に合わないクロトーネのディフェンスは緑◯のスペースを埋めに行く。ニアのコースを切りに行ったゴレミッチ(白5)とルペルト(白13)の間をエルナンデス(赤19)が射抜く。
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イブラヒモビッチ(赤11)は触るだけだった。
第20節を終えて
両サイドバックが高い位置に張り出すミランに対し、引いて守るクロトーネ。中央に起用されたレオンは狭いスペースの中でいかにも窮屈だった。ディフェンスとモチベーションに折り合いがつくのであれば、引いて守る事が予想される相手にチャルハノールやディアスが使えない場合は、イブラヒモビッチのトップ下起用が有効ではないだろうか。
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issue083 2021年3月号
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