第22節 スペツィア vs ミラン ( 2 – 0 )

守備時と攻撃時のフォーメーション

スペツィア守備時 4 – 4 – 2

4-4-2のマンツーマン。前の6枚が前からあたって大きく蹴らせ、ディフェンスラインがせったボールを中盤が戻りながら拾う。

スペツィア 4-4-2

スペツィア攻撃 2 – 3 – 2 – 3

攻撃時はWW型。4-4-2から両サイドバックが1列上がってリッチ(8)と共に2列目を形成。エステベス(24)が1列上がってマッジョーレ(25)と3列目を組み、アグデロ(80)と両サイドハーフが前線まで上がって3トップに移行する。ここからマッジョーレ(25)が上がる2-3-1-4に変化する。

スペツィア 2-3-2-3

ミラン守備時① 4 – 1 – 3 – 2

ハーフスペースに開くスペツィアの両センターバックをイブラヒモビッチ(11)とチャルハノール(10)が抑える。ベナセル(4)が中央のパスコースを消す。スペツィアの両サイドバックはレオン(17)とサレマーカーズ(56)が見て、スペースをケシエ(79)がカバーする。

ミラン 4-1-3-2

ミラン守備時② 4 – 2 – 3 – 1

4バック+Wボランチの6枚ブロックでサイドに追い込む。サイドに追い込んでからは、ボールサイドのサイドバックとボランチがボール保持者に対してチャレンジ&カバー。中央は3-1の4枚ブロックで対応する。

ミラン 4-2-3-1

ミラン攻撃時① 2 – 4 – 1 – 3

ビルドアップ時は、センターバックがハーフスペースに開きサイドバックが1列上がる。

ミラン 2-4-1-3

ミラン攻撃時② 3 – 1 – 3 – 3

ボランチの1枚が下がって3バックになり、両サイドバックを高い位置に押し上げる。

ミラン 3-1-3-3

カウンターの応酬

高い位置から追い込みショートカウンターを狙うスペツィアと、下がったディフェンスラインから少ないパスでゴール前までボールを運ぶミランのカウンター。タイプの違う双方のカウンターが噛み合う。

28分、ミランのビルドアップはケシエ(枠外)が左に降りた3-1-3-3。ドンナルンマ(赤99)からロマニョーリ(赤13)へ。

ロマニョーリ(赤13)からケシエ(赤79)へ。ケシエ(赤79)はドリブルで前に出る。

4-4-2のスペツィアは、ケシエ(赤79)をマークしていたセンターハーフのエステベス(白24)がケシエ(赤79)をつかみにサイドに出る。ケシエ(赤79)はロマニョーリ(赤13)に戻す。

ロマニョーリ(赤13)からケア(赤24)へ。

パスコースが見つからず、ケア(赤24)からボールが動かない。

ケア(赤24)からケシエ(赤79)までボールが戻る。スペツィアはスライドで距離を詰める。

パスコースが無く、ケシエ(赤79)からロマニョーリ(赤13)にボールが戻る。

アグデロ(白80)とエステベス(白24)で縦と中へのパスコースを切っている。ケシエ(赤79)に戻しにくい状況で、ロマニョーリ(赤13)はドンナルンマ(赤99)に下げる。リッチ(白8)がベナセル(赤4)にマークを変更する。

マッジョーレ(白25)がケア(赤24)のパスコースを切っている。ロマニョーリ(赤13)に戻しにくい状況で、ドンナルンマ(赤99)はベナセル(赤4)へ。リッチ(白8)がベナセル(赤4)に寄せる。

ベナセル(赤4)はリッチ(白8)から離れた場所にボールをトラップ。

リッチ(白8)を背負ったベナセル(赤4)はドンナルンマ(赤99)にボールを戻す。

リッチ(白8)はドンナルンマ(赤99)に向かう。ドンナルンマ(赤99)はケア(赤24)へパス。

リッチ(白8)は中へのパスコースを切る。マッジョーレ(白25)の寄せが早い。ケア(赤24)はセーフティで外に向かう。

マッジョーレ(白25)がケア(赤24)にプレッシャーをかける。ケア(赤24)はダロート(枠外)にフィード。

サポナーラ(白23)がインターセプト。サポナーラ(白23)はそのままドリブルで持ち上がる。

サポナーラ(白23)からマッジョーレ(白25)へ。

マッジョーレ(白25)が中に上げる。

マッジョーレ(白25)からのセンタリングをエルナンデス(赤19)がヒールでケシエ(赤79)に落とす。

エルナンデス(赤19)はパス&ゴーでギャシ(白11)を置き去りにする。ケシエ(赤79)はドリブルで前に出る。

ケシエ(赤79)からエルナンデス(赤19)へ。

スペツィアはヴィニャーリ(赤69)がエルナンデス(赤19)の縦を切りに行く。エルナンデス(赤19)は中盤に降りてきたイブラヒモビッチ(枠外)に楔をぶつける。

イブラヒモビッチ(赤11)はイスマイリ(白34)から遠い所にボールをトラップ。エルナンデス(赤19)はパス&ゴーでヴィニャーリ(白69)を置き去りにする。

イブラヒモビッチ(赤11)からサレマーカーズ(赤56)へ。バストーニ(白20)はリトリート。

サレマーカーズ(赤56)がドリブルで上がる。エルナンデス(赤19)が抜け出している。エステベス(白24)の戻りが早い。

サレマーカーズ(赤56)は中に切り返してレオン(赤17)へ。エルナンデス(赤19)が中でフリー。

ボールを抑えたレオン(赤17)は縦へ。エステベス(白24)とヴィニャーリ(白69)の戻りが間に合う。

レオン(赤17)がシュート。エルナンデス(赤19)がヴィニャーリ(白69)の前に出る。

エステベス(白24)がクリア。ボールはタッチラインを割り、ミランのコーナーに。

22節を終えて

スペツィアが良かった。コッパイタリアとヨーロッパリーグが重なり厳しい日程が続くが、ローテーションを駆使してなんとか粘りたい。

選手配置 : footballtactics.net
画像引用 : DAZN