[ SERIE A 21/22 ]
守備時と攻撃時の可変システム
スペツィア守備時 5 – 1 – 3 – 1
4-1-4-1から中盤右サイドのアンティスト(22)が下がって5バックを形成する。
スペツィア攻撃時 2 – 3 – 2 – 3
ギャシ(11)とアンティスト(22)が高い位置を取り、中盤にサーラ(7)とマッジョーレ(25)を並べた2-3-2-3で攻撃する。
ミラン守備時① 4 – 1 – 3 – 2
スペツィアのビルドアップには4-2-3-1からマルディーニ(27)とケシエ(79)が前に出て対応する。
ミラン守備時② 4 – 3 – 3
自陣では、前線にジルー(9)・マルディーニ(27)・レオン(17)を残した7枚ブロックで守る。
ミラン攻撃時① 2 – 3 – 2 – 3
ビルドアップ時はカルル(20)を上げたアシンメトリーな2-3-2-3。
ミラン攻撃時② 3 – 1 – 3 – 3
トナーリ(8)が最終ラインに降りて両サイドバックを押し上げた3-1-3-3。カルル(20)のクロスから先制点が生まれた。
システムのマッチアップ
3 – 1 – 3 – 3 対 5 – 1 – 3 – 1
スペツィアの守備はボールサイドに寄せる事で横の間隔を狭くしている。ミランの前線4枚を5枚の最終ラインで見る事で1枚がカバーに入る事ができる。反面、ボールの逆サイドは大きなスペースが空いている。ミランはその逆サイドのスペースを使って攻撃を展開する。
47分、ミランの攻撃。ボールはトモリ(赤23)からロマニョーリ(赤13)へ。
エルナンデス(赤19)が空けたスペースにレオン(赤17)が入る。ボールはロマニョーリ(赤13)からレオン(赤17)へ。
レオン(赤17)がドリブルで中に持ち込む。
レオン(赤17)からカルル(赤20)へサイドチェンジ。
カルル(赤20)がフリーでボールを受ける。サーラ(白7)がボールに向かう。サイドチェンジで逆サイドにディフェンスの目が向く中、ミランの前線がファーサイドでポジションを取る(黄⬜︎)。
ファーサイド(黄⬜︎)の拡大図。ペッレグリ(赤64)とフリストフ(白15)がマッチアップ。マルディーニ(赤27)はペッレグリ(赤64)の裏に入る。
ペッレグリ(赤64)が動き出す。
サーラ(白7)の寄せが間に合わない。カルル(赤20)はフリーで中に入れる。
フリストフ(白15)・ペッレグリ(赤64)・ニコラウ(白43)がスタンディングでボールを待つ中、マルディーニ(赤27)がボールの落下点に走り込む。
ボールはフリストフ(白15)の頭上へ。走り込んだマルディーニ(赤27)がスタンディングで待つフリストフ(白15)に競り勝つ。
マルディーニ(赤27)のセリエA初ゴールでミランが先制する。
第6節を終えて
強行日程の中、アウェーでの「勝ち点3」は非常に大きい。次は中2日、サン•シーロでCLのアトレティコ戦。厳しい日程が続くが、ローテーションを駆使してCLでも存在感を見せたい。
画像引用 : DAZN