MIL 1 – 0 TOR
[SERIE A : 22/23]
守備時と攻撃時の可変システム
トリノ守備時① 5 – 3 – 2
ディフェンスラインは左からロドリゲス(白13)・ボンジョルノ(白4)・シュールス(白3)・ジジ(白26)・シンゴ(白17)。中盤は左からヴラシッチ(白16)・ギネイティス(白66)・アドポ(白21)。2トップにサナブリア(白9)とミランチュク(白59)。
トリノ守備時② 3 – 4 – 2 – 1
前線からの守備は、攻撃時に移行する3-4-2-1からのマンツーマン。
2シャドー(白16・59)が前線に上がり、ミランの3バック(緑20・24・28)をマンマーク。ギネイティス(白66)がクルニッチ(緑33)、アドポ(白21)がトナーリ(緑8)をマーク。
シンゴ(白17)がエルナンデス(緑19)をマーク。
ロドリゲス(白13)がサレマーカーズ(緑56)、ボンジョルノ(白4)がディアス(緑10)、ジジ(白26)がレオン(緑17)、シュールス(白3)がジルー(緑9)をマーク。
トリノ攻撃時 3 – 4 – 2 – 1
Wボランチ+2シャドーの3-6-1。
1トップ(白9)と2シャドー(白16・59)が、下がってボールを引き出す。
下がるトップを追い越し、ハーフやディフェンスが前線に上がる。
ボンジョルノのインナーラップ
18分、トリノの攻撃。ボンジョルノ(白4)はセンターサークル付近からボールをロドリゲス(白13)に預けると、ロドリゲス(白13)の内側を通って前線に駆け上がる。
左サイドをロドリゲス(白13)とヴラシッチ(白16)が作り、長身のボンジョルノ(白4)がゴールの近くでポジションを取る。
ジジのオーバーラップ
ボンジョルノ(白4)のインナーラップでミランを押し込んだトリノは、陣形を修正するとボールをディフェンスラインに下げ、逆サイドへ展開。シンゴ(白17)にボールを預けたジジ(白26)は、パス&ゴーで右サイドへ。
ドリブルでタメを作るシンゴ(白17)。外を周るジジ(白26)。
ボールはシンゴ(白17)からサナブリア(白9)へ。シンゴ(白17)が中へ入り、ジジ(白26)がサナブリア(白9)の外を周る。
サナブリア(白9)が中に持ち込みシュート。ジジ(白26)は最終的にウイングの位置まで到達している。
シュールスの中央突破
54分、トリノがミランを自陣に押し込んだ後、ボールをディフェンスラインに戻した状況。ケア(緑24)とチャウ(緑28)が釣り出され(白⬜︎)、クルニッチ(緑33)がゴール前に引っ張られている(枠外)。ジルー(緑9)がサイドに残っている為(緑○)、ミランの前線が1枚足りない(黄○)。
シュールス(白3)がドリブルで仕掛ける。
シュールス(白3)のドリブルでレオン(緑17)とディアス(緑10)のラインが突破され、トナーリ(緑8)とケア(緑24)が数的不利の状況に陥る(黄○)。シュールス(白3)は角度を変え、尚もドリブルで持ち込む。
大きく空いたライン間のスペース(黄○)をシュールス(白3)にドリブルで突かれる。シュールス(白3)のドリブルが速く、ミランはアタックの切っ掛けをつかめない。
ずるずる下がってボールはゴール前40m付近に到達。3-1ブロック(黄⬜︎)の形で4対2の状況だが、ボールにプレッシャーが掛かっておらず、チャウ(緑28)はラインを上げられない。
ミラン守備陣のアタックより先に、シュールス(白3)のパス&ゴーが入る。
クルニッチ(緑33)とケア(緑24)はボールに釣られ、2対2の状況に。
チャウ(緑28)がリネッティ(白77)を抑え込み、事なきを得る。
ミラン守備時① 5 – 2 – 1 – 2
ディフェンスラインは左からエルナンデス(緑19)・チャウ(緑28)・ケア(緑24)・カルル(緑20)・サレマーカーズ(緑56)。Wボランチは左からトナーリ(緑8)・クルニッチ(緑33)。
トップ下にディアス(緑10)。前線にレオン(緑17)とジルー(緑9)を残す。
ミラン守備時② 5 – 2 – 3
トリノのビルドアップにはマンツーマンで対応。センターサークル付近からアタック開始。
トップ下のディアス(緑10)が右サイドに周る。
釣瓶の動きでボールと反対のサイドが深さを取る。
ミラン攻撃時 3 – 4 – 1 – 2
ビルドアップは両サイドバック(緑19・56)がWボランチ(緑8・33)と中盤の底でラインを形成。
トップ下のディアス(緑10)が自由に動き回る。
アタッキングサードでは両サイドバック(緑19・56)がウイング化。ディアス(緑10)が下がってディフェンスラインからボールを引き出す。
画像引用 : DAZN