[ SERIE A 21/22 ]
守備時と攻撃時の可変システム
エンポリ守備時① 4 – 4 – 2
2-3-3-2からアンカーのリッチ(青28)が1列上がり、両サイドバック(枠外)が最終ラインに降りる。
エンポリ守備時② 4 – 3 – 1 – 2
自陣では2トップ(枠外)とバイラミ(青10)を前に残す4-3-1-2に変化する。
エンポリ攻撃時① 2 – 3 – 3 – 2
4-3-1-2から両サイドバック(青30・65)が1列上がり、リッチ(青28)と並ぶ。
ヘンダーソン(青8)とジェルコフスキ(青27)が1列上がり、バイラミ(青10)を挟んで3シャドーに。
エンポリ攻撃時② 2 – 1 – 4 – 3
両サイドバック(青30・65)が更にポジションを上げる。ジェルコフスキ(青27)が前線に上がって3トップ化。
ミラン守備時① 4 – 4 – 1 – 1
1トップのジルー(白9)とトップ下のケシエ(白79)を前に残した8枚ブロック。
ミラン守備時② 4 – 2 – 3 – 1
エンポリの両サイドバックの上がりには4-2-3-1で対応。
ミラン攻撃時 2 – 4 – 1 – 3
2バックのビルドアップ。両サイドバック(白19・25)とWボランチ(白4・8)がラインを形成。両サイドハーフ(白30・56)が前線に上がる。
エンポリの攻撃的バックパス
ディフェンスでは前からあたるミランをエンポリは上手く自陣におびき出し、中盤にスペースを作り出す。
22分、ミランのビルドアップ。トナーリ(枠外)が前に出ている。メニャン(GK)はキックを選択。
パリシ(青65)が頭でリッチ(青28)へクリアーパス。
リッチ(青28)は後ろに戻す。
パリシ(青65)はリッチ(青28)のバックパスを流し、ペナルティエリア前方までポジションを下げ、ミランの攻撃陣をつり出す。
パリシ(青28)はヘンダーソン(枠外)へ。
ボールがヘンダーソン(青8)に渡る。
エンポリの2トップ+3シャドーに対し、ミランは1ボランチ+4バック。ヘンダーソン(青8)にフロレンツィ(白25)が、バイラミ(青10)にトナーリ(白8)が付くが、エルナンデス(枠外)がディフェンスラインに入っていて、中央でジェルコフスキ(青27)がフリーになっている(黄○)。
ボールはヘンダーソン(青8)からバイラミ(青10)へ。
バイラミ(青10)からジェルコフスキ(青27)へ。
ジェルコフスキ(青27)のドリブルに合わせ、ストヤノビッチ(青30)がオーバーラップ。中に絞っていたサレマーカーズ(白56)の戻りが遅れ、ミランは数的不利の状況。
ジェルコフスキ(青27)のドリブルをトナーリ(白8)・ロマニョーリ(白13)・サレマーカーズ(白56)の3人で囲みに行く。ジェルコフスキ(青27)はシュートを選択。シュートは外れたが、危険な状況だった。
第19節を終えて
得点だけみれば快勝のスコアだが、エンポリの3シャドーをつかみきれず危険な状況を招いた。2トップと3シャドーの組み合わせへの対策が課題として残った。
画像引用 : DAZN