守備時と攻撃時のフォーメーション
ウディネーゼ守備時① 5 – 3 – 2
両ワイドが下がって5バックへ移行。ハーフウェーラインから前線がボールにあたる。
ウディネーゼ守備時② 5 – 2 – 3
ボールが左サイドに流れるとマケンゴ(6)が、右サイドに流れるとデ・パウル(10)が上がってスペースを埋める。
ウディネーゼ攻撃時① 2 – 3 – 2 – 3
ビルドアップ時は2-3-2-3のWW型。ゼーへラール(90)が前線に駆け上がり、ナイティンク(17)とモリーナ(16)がアルスラン(22)と2列目を形成する。
ウディネーゼ攻撃時② 3 – 1 – 2 – 4
相手陣内に押し込んでからは、2トップ+両ワイドが前線に並び、アルスラン(22)が1ボランチの3-1-2-4へ移行する。
ウディネーゼ攻撃時③ 3 – 1 – 3 – 3
後半は立ち上がりから、ウイングに置いたペレイラ(37)とゼーへラール(90)をモリーナ(16)とマケンゴ(6)が後ろからサポートする3-1-3-3で点を取りに行く。
ミラン守備時① 4 – 2 – 3 – 1
4バック+Wボランチの6枚ブロックでサイドに追い込む。サイドに追い込んでからは、ボールサイドのサイドバックとボランチがボール保持者に対してチャレンジ&カバー。中央は3-1の4枚ブロックで対応する。
ミラン守備時② 4 – 4 – 2
63分の選手交代から、守備はレビッチ(12)とレオン(17)の2トップを前に残した8枚ブロックに変更する。
ミラン攻撃時① 2 – 3 – 1 – 1 – 3
前半はディアス(21)とケシエ(79)が縦に並んだ2-3-1-1-3。
ミラン攻撃時② 2 – 3 – 2 – 3
後半のビルドアップは2-3-2-3のWW型。センターバックがハーフスペースに開き、サイドバックが1列上がる。メイテ(18)とディアス(21)が3列目に並び、中盤のサイドが上がって3トップに移行する。
ミラン攻撃時③ 2 – 3 – 1 – 4
63分の選手交代で、レビッチ(12)とレオン(17)が2トップに、カスティジェーホ(7)とハウゲ(15)がウイングに入る。メイテ(18)がトップ下、その後にエルナンデス(19)・ケシエ(79)・カラブリア(2)が並ぶ。
コーナーキック
選手の配置が再現できるセットプレーは得点の可能性が高まる。ファーサイドの動きでマークを外したウディネーゼが、セットプレーの巧さをみせた。
67分、ウディネーゼのコーナーキック。ミランのディフェンスはマンツーマン。ニアにレビッチ(赤12)とレオン(赤17)をフリーで置く。
ベカン(黄50)がロマニョーリ(赤13)を押し出しながら距離を取る。
キッカーが始動。ロマニョーリ(赤13)は首を振ってベカン(黄50)を探す。
ロマニョーリ(赤13)のマークを外したベカン(黄50)が中にターン。
ロマニョーリ(赤13)はベカン(黄50)の位置を把握する為、背後に意識を向ける。
キックの瞬間。ボール(左上赤●)に視線が向く。
キック直後。ロマニョーリ(赤13)はボールから視線を切り、背後のベカン(黄50)をつかみに行く。
ボールが最高点に到達。ゼーへラール(黄90)がケシエ(赤79)をブロック。ベカン(黄50)はロマニョーリ(赤13)を押し込み、ボニファーツィ(黄14)とスイッチ。
ロマニョーリ(赤13)とケシエ(赤79)がブロックされ動けない中、ベカン(黄50)がジャンプの動作に入る。
ベカン(黄50)が単独で飛ぶ。
ベカン(黄50)のヘッド。ミランは誰も競れない。ネストロフスキ(黄37)とペレイラ(黄30)が動き出している。
ボールは中央、ペレイラ(黄30)の方向へ。
ペレイラ(黄30)が足を伸ばす。ネストロフスキ(黄37)が詰める。
ペレイラ(黄30)はボールにさわれなかったが、ここからボールが落ちているように見える。
ボールがドンナルンマ(緑99)の手の下に落ちる。
落ちたボールを払いに行くが届かない。
ウディネーゼが先制する。
第25節を終えて
アディッショナルタイムのウディネーゼのボーンヘッドでからくも引き分けた。勝ち点3を取りこぼした訳だが、敗戦濃厚な状況から拾った非常に大きな勝ち点1になった。
選手配置 : footballtactics.net
画像引用 : SERIE A / DAZN