守備時と攻撃時のフォーメーション
カリアリ守備時① 3 – 4 – 1 – 2
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ミランのビルドアップには3-4-1-2で対応。ナインゴラン(4)がディフェンスラインに降りるボランチを、マリン(8)が中盤に残るボランチを、両ワイド(18・22)が対面のサイドバックを見る。1枚余るミランの中盤はセンターバックの1枚が見る。
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カリアリ守備時② 5 – 3 – 2
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自陣に帰ってからは両ワイド(18・22)が下がって5バックへ移行。ハーフウェーラインから前線(10・30)がボールにあたる。ボールがサイドに流れると2列目から1枚上がって5-2-3に変化する。
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カリアリ攻撃時 3 – 1 – 4 – 1 – 1
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攻撃時はデイオラ(14)が深さを取り両ワイド(18・22)がポジションを上げて中盤を形成。2トップ(10・30)は縦に並ぶ。
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ミラン守備時 4 – 2 – 3 – 1
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中盤に左からチャルハノール(10)・ディアス(21)・サレマーカーズ(56)と並べた4-2-3-1。バイタルエリアに3-1のブロックを組み、ボールサイドのボランチとハーフがサイドバックをサポートする。
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ミラン攻撃時 2 – 3 – 2 – 3
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カラブリア(2)とWボランチ(4・79)が2列目に並び、サレマーカーズ(56)とエルナンデス(19)がウイングに上がったWW型。ベナセル(4)・ケシエ(79)・チャルハノール(10)がポジションを動かしながらゲームを組み立てる。
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対 5 – 3 – 2
20/21シーズンも残り2節。1勝すればチャンピオンズリーグの出場権を獲得するミランは最終節のアタランタ戦の前に今シーズンの4位以内を確定させておきたい所だが、引いて守るカリアリの5-3-2をなかなか崩せない。
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5-3-2がサイドにスライドすると逆サイド(緑○)とバイタルエリア(橙○)にスペースが生まれる。橙○のスペースを使うと白○のスペースがディフェンスの視野から外れる。
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29分、ミランの攻撃。ケア(赤24)からケシエ(赤79)へ。ケシエ(赤79)はドリブルで上がる。
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レビッチ(赤12)がチェッピテッリ(白23)を引きつけ、バイタルエリア(黄⬜︎)がセンターバック2枚になっている。
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バイタルエリアはカルボーニ(白44)1枚。カルボーニ(白44)とゴディン(白2)の間のスペースをナインゴラン(白4)が消している。ケシエ(赤79)はエルナンデス(赤19)にボールを預けて外に流れ、ナインゴラン(白4)を釣り出す。
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ナインゴラン(白4)とナンデス(白18)が釣り出され、カリアリの最終ラインが4バックになっている。ディフェンダー同士の距離が開くなか、エルナンデス(赤19)が中にドリブルで仕掛ける。デイオラ(白14)と一緒にマリン(白8)も中に絞った結果、チャルハノール(赤10)がマークから外れる。
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エルナンデス(赤19)が中に突っかけると、チャルハノール(赤10)がマリン(白8)の裏を取る。
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エルナンデス(赤19)からチャルハノール(赤10)へ。カルボーニ(白44)がボールへ寄せる。ここでディアス(赤21)が縦に抜け、フリーに。
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チャルハノール(赤10)からカラブリア(赤2)へ。カルボーニ(白44)が空けたスペースにエルナンデス(赤19)が入る。裏のディアス(赤21)がマークから外れている。
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カラブリア(赤2)はゴールへ向かう。カルボーニ(白44)がボールへ、リコヤニス(白22)とゴディン(白2)が絞る。
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ディフェンスラインが中に絞っているので両サイド(緑○・白○)がフリーに。カラブリア(赤2)はシュート。
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カラブリア(赤2)のシュートは左に外れる。
ピオリの采配
0-0で前半を終えたミランはハーフタイムからピオリが動く。46分・57分・63分と、サイド攻撃を明確に打ち出す選手交代で得点を狙う。
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後半はサレマーカーズ(赤56)とレオン(赤17)が代わってスタート。レオン(赤17)が左に入り、チャルハノール(赤10)とディアス(赤21)が右にスライド。ボランチが縦に並び、2-3-1-4へ。左サイドに攻撃力の高い選手を並べ、左サイドの縦突破、右サイドの崩しから左サイドでのフィニッシュを狙う。
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57分、ミランの選手交代。ディアス(赤21)OUT/カスティジェホ(赤7)IN。ディフェンス意識の高いカスティジェホ(赤7)の投入で守備が安定する。レオン(枠外)がかわされチャルハノール(赤10)とWボランチ(赤4・赤79)が左にスライドするが、バイタルエリアをカスティジェホ(赤7)がカバー。3-1ブロックを崩さない。
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60分、ミランのカウンター。自陣の深い位置からドリブルでボールを運ぶエルナンデス(赤19)の前で右サイドを駆け上がるカスティジェホ(赤7)。
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チャルハノール(赤10)とエルナンデス(赤19)がポジションを入れ替え4トップになるが、得点には至らず。
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63分、ミランの選手交代。ベナセル(赤4)OUT/メイテ(赤18)IN、カラブリア(赤2)OUT/ダロート(赤5)IN。57分のディアス(赤21)の交代と合わせて身長の高い選手がピッチに入り、カリアリのサイド攻撃には高さで対応する。ボールを奪ってからはダロート(赤5)を高い位置に押し上げ、右サイドからのオープン攻撃を仕掛ける。
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67分、ミランの攻撃は2-3-1-4。エルナンデス(赤19)が2列目に下がってマークを引きつける事で、カリアリの最終ラインが4枚になっている。
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68分、ミランの攻撃。ダロート(赤5)が張り出しカスティジェホ(赤7)が下がった2-3-1-4。空けた右のハーフスペースにチャルハノール(赤10)が入る。
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74分、ミランの攻撃。ディフェンスの視野の外にいるレビッチ(赤12)がダロート(赤5)からのクロスをフリーで合わせるが、ボールを捉えきれず得点には至らない。
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89分、ミランの選手交代。チャルハノール(赤10)OUT/マンジュキッチ(赤9)IN。パワープレイのターゲットを増やす。
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92分、ミランの攻撃。ダロート(赤5)からのクロスをマンジュキッチ(赤9)が落とし、カスティジェホ(赤7)がシュート。ゴディン(白2)に当たってコーナーキックに。
第37節を終えて
残念ながら引き分けに終わり、チャンピオンズリーグ出場権の獲得は最終節に持ち越された。最終節で対するアタランタはコッパイタリアの決勝を控え、第35節から中2日・中2日・中3日・中3日の強行日程で最終節を迎える。イブラヒモビッチ不在のアウェーだが、勝機は十分にある。勝って20/21シーズンを締めくくりたい。
選手配置 : footballtactics.net
画像引用 : DAZN