第16節 ミラン vs ユベントス ( 1 – 3 )

守備時と攻撃時のフォーメーション

ユベントス守備時 4 – 4 – 2

ボールサイドにコンパクトな10枚ブロックを敷き、サイドチェンジにはスライドで対応。ミランのビルドアップには、センターバックには2トップ、サイドバックにはサイドハーフ、ボランチにはセンターハーフがマンツーマンであたる。

ユベントス 4-4-2
ユベントス 4-4-2

ユベントス攻撃時① 2 – 3 – 2 – 3

ビルドアップ時は2-3-2-3のWW型。4バック+ベンタンクール(30)で後ろのWを、キエーザ(22)が上がって前のWを形成する。

ユベントス 2-3-2-3

ユベントス攻撃時② 3 – 1 – 2 – 4

押し込んでからはキエーザ(22)とフラボッタ(38)がウイングの位置に上がり、ベンタンクール(30)が1ボランチの3-1-2-4へ移行する。

ユベントス 3-1-2-4

ミラン守備時① 3 – 2 – 3 – 2

ユベントスのWW型ビルドアップに対し、ミランは3-2-3-2のMM型マンツーマンで対応する。

ミラン 3-2-3-2

ミラン守備時② 4 – 2 – 3 – 1

4バック+Wボランチの6枚ブロックでサイドに追い込む。サイドに追い込んでからは、ボールサイドのサイドバックとボランチがボール保持者に対してチャレンジ&カバー。中央は3-1の4枚ブロックで対応する。

ミラン 4-2-3-1

ミラン攻撃時① 2 – 4 – 1 – 3

サイドバックと中盤のサイドが1列上がり、2-4-1-3でビルドアップする。

ミラン 2-1-4-3

ミラン攻撃時② 2 – 1 – 4 – 3

2列目にケシエ(79)が残り、3トップの後ろに4枚が並ぶ。

ミラン 2-1-4-3

ディバラキエーザ

スピードに乗ったキレのあるドリブルで右サイドを席巻するキエーザ。ディバラとのコンビネーションでミランのディフェンスを翻弄する。

17分、ユベントスの攻撃。キエーザ(白22)が外に開き、ラビオ(白25)がケシエ(赤79)を引きつけている為、エルナンデス(赤19)とロマニョーリ(赤13)の間にスペースができている。ボールはダニーロ(白13)からキエーザ(白22)へ。

中に切り返すキエーザ(白22)。カラブリア(赤2)は外に流れるディバラ(白10)のマークをロマニョーリ(赤13)とスイッチ。

キエーザ(白22)からディバラ(白10)へ。

ディバラ(白10)は後方スペースにトラップでボールを動かす。キエーザ(白22)はディバラ(白10)に向かってパス&ゴー。エルナンデス(赤19)との間に距離ができる。

ディバラ(白10)がボールを収める。ここでキエーザ(白22)がゴールへ向かって方向転換、エルナンデス(赤19)の前に出る。

ディバラ(白10)が軸足の後ろを通してキエーザ(白22)の前へボールを送る。

キエーザ(白22)のシュートが左隅に決まり、ユベントスが先制する。

ディバラとキエーザ ②

カラブリアのゴールで試合を振り出しに戻したミランだが、またしてもディバラとキエーザに左サイドを崩されてしまう。

60分、ユベントスの攻撃。ミランは上がっていたロマニョーリ(赤13)が戻って来た状況。中央の3-1ブロックは、ケシエ(赤79)が最終ラインをカバーしている(黄□)。ロナウド(白7)をカスティジェーホ(赤7)がマーク(黄②)、ボールを持っているフラボッタ(白38)をダロット(赤5)とカラブリア(赤2)が囲み2対1を作る(黄①)が、フラボッタ(白38)に中へのパスを通されてしまう。

パスを受けたディバラ(白10)が突っ掛ける。ロマニョーリ(赤13)が最終ラインに戻り3-1ブロックが崩れている中、ミランはディバラ(白10)のドリブルに3人が引きつけられる。

ディバラ(白10)からキエーザ(白22)へ。

キエーザ(白22)とエルナンデス(赤19)が1対1に(黄○)。ボールを受けたキエーザ(白22)が仕掛ける。

キエーザ(白22)は中へカットイン。エルナンデス(赤19)は付いていけない。エルナンデス(赤19)とロマニョーリ(赤13)の間が大きく空いている(黄○)。

キエーザ(白22)のシュートが決まり、ユベントスが1-2とリードを広げる。

第16節を終えて

スペースを与えてしまい、サイドの守備に課題を残した。ボランチの位置でボールを取り切る可能性を感じさせるカラブリアのボランチ起用はオプションとして使い続けたい。

選手配置 : footballtactics.net
画像引用 : DAZN